25日、クリスマス。
昨日は到着が夜だったので、本格的なバルセロナ観光初日です。
ところがあいにくのクリスマスということで、ほとんどの観光施設が閉業中。
そのあたりは調査済みだったので、本日も開業しているモンセラットという場所に行く計画です。
しかし、開業といっても12月25日は電車が通常よりも早く終了してしまい、14時には運行終了という情報を得ていたので、疲れも気にせず朝早くから頑張って行きました。
バルセロナからモンセラットへ
モンセラットはバルセロナから約1時間半の場所にあり、バルセロナから日帰り観光できる距離にあります。
修道院が岩山に抱かれるようにして建てられている場所で、その景観が一番の見どころです。
また、修道院にある教会堂には「黒いマリア像」が祀られており、直接触れてお祈りすることができます。
教会堂では、エスコラニアと呼ばれる少年合唱隊の歌を聴くこともできるのですが、あいにくホリデーシーズンは子どもたちが帰省してしまうため、僕らは聴くことができませんでした。
その日は、朝8時に起床。
前日に買っておいたヨーグルトとオレンジジュース、ウエハースが僕の朝食です。
まだ依然として食欲はなく、お腹の調子も優れません。
とはいえ、観光できる日数は限られているので、泣き言も言わず老体にムチを打って8:30過ぎに出発します。
モンセラットへは地下鉄で一旦エスパーニャ駅(スペイン広場)に行き、そこからカタルーニャ鉄道に乗り換えます。
そして、カタルーニャ鉄道でMonistrol de Monsettat駅まで行き、そこから登山鉄道のCremalleraに乗り換えて山頂まで行くことになります。
ということで、まずはエスパーニャ駅へ。
サグラダ・ファミリア駅からは2本乗り継ぎます。
L5でサンツエスタシオ駅まで行き、L3に乗り換えて2駅。
20分ほどでエスパーニャ駅に到着です。
エスパーニャ駅で看板を頼りにカタルーニャ鉄道の改札に向かうと、券売機が左右に3つずつ計6つ並んでおり、片側に1名ずつ案内スタッフがついています。
常時案内をしているようで、観光客にはとてもありがたいです。
モンセラット行きの切符にはいくつか種類があり、片道・往復切符だけでなく登山鉄道セットの切符、美術館入場券のセットの切符などもあり、セットの方が割引になるのでお得です。
僕らは登山鉄道セットのものを買おうとしましたが、なぜか登山鉄道のセット券が選べませんでした。
その際に他の日本人1人旅の男の子が声をかけてきて、やはり同じように悩んでいる様子でした。
間違って買うともったいないので、案内スタッフのおじさんが空くのを待って聞いてみると、どうやら本日はクリスマスで特別なようで、残念ながらセット券は販売していないとのこと…。
「一旦Monistrol de Monsettat駅までの切符を買い、そこでまた登山鉄道の切符を買うように」と言われてしまいました。
また、「14時過ぎのモンセラット発の電車に乗らないと、今日は電車が終わるから帰ってこれなくなるから注意しろ」と言われました。
ホント、クリスマス時期の旅行はいろいろとスムーズにいきません(笑)
仕方なく通常の切符(往復券は買えます)を買い(€10.2)、さっきの日本人の男の子と3人で電車に乗り込みます。
ちょうど発車数分前だったので、タイミングよく滑り込み、運よくボックス席に座れました。
1時間位あるので、景色を見たり、3人でいろいろ話したりしながら過ごしました。
なお、車内にはトイレもあるので、お腹の調子が良くない僕は安心でした。(幸い使用する事態にはなりませんでしたが)
Monistrol de Monsettat駅に降りると、全然気温が違います。
この日の朝、バルセロナはとても暖かかったので、ダウンを着ずにジャケットを着て、念のためにユニクロのウルトラライトダウンを持参してきていたのですが、それがなければやばかったです。
めちゃめちゃ寒い。
モンセラットへ行く方は要注意です。
バルセロナとは全然気温が違います。
降りるとそのホーム上に登山鉄道の切符売り場があり、そこでもスタッフが待機しているので聞きながら登山鉄道の切符を買います(往復で€9.9)。
そして、向かいのホームにそのまま登山鉄道が来るのでしばらく待ちますが、とにかく寒い。
冷え性の僕にはたまりません。
手足の感覚がなくなってきます。
やっと電車が到着して乗り込むと、車内は幸い暖かかったのでやっと一息つけました。
登山鉄道というだけあって、それこそ箱根登山鉄道のように急斜面をどんどん登っていきます。
この登山鉄道からの眺めもかなりいいです。
揺られること約20分、山頂駅に到着。
モンセラット観光
9時半前くらいにエスパーニャ駅を出発して、11時過ぎにモンセラット山頂に到着なので、所要時間は片道1時間半ちょっとです。
早速目の前にはこんな景色。
素晴らしい。圧巻です。
日本ではなかなかお目にかかれないような光景です。
この光景が見たいがためだったので、この時点でモンセラットに来た目的のほとんどが終了したようなものですが(笑)、修道院に向かいます。
ちょうどミサの最中で、神父さんがお話をされているところでした。
少し雰囲気を味わった後は、3人分かれてそれぞれ写真撮影タイム。
30分くらい楽しんだところで、「黒いマリア像」への参拝の列が並び始めたので、列の後ろに加わることにしました。
「黒いマリア像」へは教会堂の右側脇の入り口から、一定人数ごとに順番に入ることができます。
待っている間にどんどん後ろにも人が並んでいきましたが、結局予定時刻よりも大幅に遅れて案内開始。
僕らが案内されるまで結局50分くらい並んでいました。
この時間がとにかく寒くて、身体の芯まで冷え切ってしまいました。
中に入ると少し暗い廊下を進み、階段を上ります。
その先に「黒いマリア像」が祀られています。
みんな順番にお祈りをささげ、写真を撮ったりします。
とはいえ、後ろにもどんどん人が来るので、あまりゆっくりはしていられません(笑)
それが終わるとそのまま出口に向かい、教会堂の左側から出てくるかたちになります。
ちなみに、教会堂の前のスペースにサークル状の模様があり、そこがパワースポットらしく、観光客が次から次へと写真を撮っています。
「ここにきてのパワースポット、ありがてえ」です(笑)
もちろん僕らもその上に立って写真を撮りました。
ここモンセラットには他にも美術館があったり、ケーブルカーでさらに上に行くと展望台もあったります。
が、僕らはそこまで興味はなく、この時点で13時くらいだったこともあり、帰りの電車の時間も考えて終電から1本早めで帰ることにしました。(登山鉄道は1時間に1本間隔)
ですので、滞在は正味2時間位です。
帰りも同じように、登山鉄道からの眺めを楽しみながら、途中で乗り換えてエスパーニャ駅へ無事帰還。
ちょうど15時くらいでした。
一人で街歩き
昼食を食べていなかったので、この後S君と日本人の男の子は何か食べに行くとのことでしたが、僕はまだ食欲がなかったので、別行動をして街歩きをすることにし、エスパーニャ駅で別れました。
僕はそのまま地下鉄L3でリセウ駅へ。
駅を降りて地上に上がると、このバルセロナでとても賑わいのある通り「ランブラス通り」に出ることができます。
ここは道路の中心が歩道になっており、たくさんの出店が出ています。
また道路の両側にはたくさんのお店が並び、昼夜問わず人通りが多い通りです。
クリスマスということもあるのか、道行く人はみな幸せそうで、歩いていてとても気持ちがいい通りです。
賑わいも、うるさすぎずちょうどいい。
僕はそこから少し南下し、レイアール広場へ向かいます。
ここにはサグラダ・ファミリアを設計したガウディの手による「ガス灯」があります。
マドリードで行ったマヨール広場に比べると少しこじんまりした印象です。
少し雰囲気を味わった後は、東に向かい、歩いて王の広場へ。
こちらの横道も広く、お店もたくさんあって歩いていて飽きません。
生ハムが美味しそうですが、体調の悪い僕は写真だけ撮ってスルー。
スペインまで来て食を楽しめないのは本当に悔しいです…。
レイアール広場から10分くらい歩くと、王の広場に到着します。
ここは、新大陸到達の航海から戻ったコロンブスが女王に謁見するために上った階段があります。
そこから裏手に回るとカテドラルがあります。
カテドラルに入りたかったのですが、不運なことにちょうど閉まっていました(T_T)
17:15以降にしか入れないとのことですが、まだこの時15時半過ぎだったので、さすがに時間があきすぎるため断念。
カテドラルの前では大道芸人がいたので少し見学。
そのままライエタナ通りに出て北上、カタルーニャ音楽堂に向かいます。
カタルーニャ音楽堂は別の日に行く予定でしたが、せっかく近くに来たので、目の前まで行ってみようと思い立ち寄りました。
こちらはガウディに講義を行ったこともあるモンタネールによる設計で、外観だけでも美しい佇まいを感じることができます。
そのあと、少し歩いてカタルーニャ広場に出ました。
ここはゴシック地区を回る場合の観光拠点になる場所です。
とはいえ、もうだいぶ歩き疲れてきていたので、カタルーニャ広場はさらっと通り過ぎ、そのままパセジ・ダ・グラシア駅から地下鉄のL2に乗ってサグラダ・ファミリア駅に戻ります。
翌日サグラダ・ファミリアに行く予定ですが、せっかくなのでサグラダ・ファミリアを外から眺めに行くことにしました。
外から見上げるサグラダ・ファミリア
さすがは世界有数の観光名所、人であふれかえっています。
サグラダ・ファミリアの東側には池のある公園があるので、そちらに回って写真を撮りに行きます。
が、標準レンズしか持っていない僕のカメラでは、実物と池の水面に移るサグラダ・ファミリアの両方を一度に収めることができず…この時ばかりは広角レンズが欲しくなりました(笑)
ホテルからのサグラダ・ファミリア
ある程度撮って満足したら、早めにホテルに帰還。
時間は16:30くらい。
ちょうど少しずつ夕日がいい感じになってきたので、三脚片手にルーフテラスに出ました。
この、夕日が差し込み始めてから暗くなるまでの時間帯は、時間とともに被写体の表情が変わるのでおもしろいです。
時間を忘れてサグラダ・ファミリアを撮ったり、座ってぼーっとしたりしていました。
1時間くらいルーフテラスで過ごした後、部屋に戻って休んでいると18時くらいにS君が戻りましたので、また二人でルーフテラスに行って写真撮影。
とにかく写真撮りまくってました(笑)
夕食前後にサグラダ・ファミリア
その後、20時過ぎに夕食を食べに行きがてら、再度東側の公園で写真撮影(笑)
ちなみに、この日の夕食はイタリアン。
僕の体調は相変わらずでしたが、さすがに1日まともに何も食べず過ごしていたのでかなり空腹でした。
とはいえ、まだパエリアがトラウマになっていて、パエリアの写真を見るだけでも吐き気が襲ってくる状態が続いてました。
でも少し好きなものなら食べられそうだったので、僕のリクエストでパスタを食べることに。
S君はさっきたくさん飲んできたとのことで、二人とも飲まず、二人合計で€17.1。
ちなみに、宿泊中のサグラダ・ファミリア付近のホテルは今夜で最後となり、明日はチェックアウトしてウルジェイ駅付近のホテルに移動します。
そのため、サグラダ・ファミリアの夜景を気軽に楽しめるのは今夜が最後となるので、夕食後にはコーヒーを持ってまたルーフテラスでのんびり過ごしました。
そんなクリスマスの夜。
男2人でロマンチックな夜。
このルーフテラスはとても雰囲気がいいので、次来るときは絶対に女性と来よう、と強く心に誓いました。
明日はいよいよサグラダ・ファミリアの中に入ります。
チケットは事前予約済みで11:00なので、その前にカサ・ミラに行く計画です。
つづく
⇒スペイン旅行記 2017 ⑧ ~6日目(前編):サグラダ・ファミリア編~
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