元英会話スクールカウンセラーのカワジュン(@kawayoshijun)です。
今回は、英会話の初心者でも簡単に会話を盛り上げることができるリアクションのテクニックについてお話します。
英語に自信がないときや、英会話を習い始めのときって、どうしてもリアクションが薄くなりがちですよね。
無表情だったり、言葉が出てこなかったり、小さな声で「Yes」「No」しか言えなかったり、会話の最中に「この人私と話しててもつまらないんだろうなぁ…」とか考えたりしてませんか?
「あー!もっとこういう言葉を返したかったのに!」とか悔しい思いをしてませんか?
初心者の頃は、語彙力や表現力も少ないですし、レスポンスも早く返せませんよね。
そうなると、会話のテンポが悪くなりますし、相手のテンションについていってあげられない、という状況が発生します。
これが英会話のレッスンであれば気にすることはないのですが、実際のシチュエーションではとても重要になってきます。
日本語だって、テンポよく期待するリアクションが返ってこないと、盛り上がるはずの会話もなかなか盛り上がらなかったり、話していて楽しくなくなってしまうということがあると思います。
もちろん、あまり気にしすぎても良くないのですが、少しでも会話が盛り上がった方が、相手もあなたと話していて楽しい気分になりますし、お互い会話を楽しめるなら、その方が気持ちいいですよね。
そこで、今回は、初心者でもすぐに活用できるテクニックをご紹介します。
それは、「リアクションのバリエーションを増やす」です。
具体的には、
- リアクションに使える表現を増やす
- 同じ表現でもイントネーションを変える
の2つになります。
それでは、具体的に解説していきます。
典型的な初心者(筆者)の例
僕もはじめの頃は、ほぼ”Yes”と”Really?”しか言えませんでしたし、言い方もほとんど一緒でした。
これを日本語に置き換えてみましょう。
「はい」
「ホント?」
「はい」
「はい」
「ホント?」
文字にすると、一層つまらなそうに見えますね(笑)
これでは、会話がポンポンはずむというわけにはいきません。
これをどのようにすればいいリアクションにできるか。
日本語に置き換えて考えていきましょう。
リアクションに使える表現を増やす
通常、日本語での会話であれば、
「いやいや!」
「まさか!」
「ありえない!」
「え、それ、めっちゃすごくない?」
「やばい!」
とか、いろんな相槌がありますね。
文字に起こしても熱量の違いが明白ですね(笑)
話し手側としても、相手のリアクションが場面に適当であるほど、ますます熱がこもってくる、という感覚は誰もがお持ちではないでしょうか。
ということで、1つ目のポイントは「リアクションに使える表現を増やす」です。
上の例を振り返ってみましょう。
「いやいや!」
「まさか!」
「ありえない!」
この3つはほぼ同じ意味として使っているのに気づきましたか?
言い方が違うだけなのです。
日本語ではいろいろ使い分けていても、英語だとなかなか難しいですよね。
ですから、似たような表現を、まずは2,3パターンだけでも覚えてしまおう!ということです。
例えば、僕の例で出した”Really?”。
使い方は文脈にもよる(後述します)ので、ここでは下の例文の場面を想定します。
- 例①)
A : She is so beautiful! I would like to ask her on date.
「彼女は本当にきれいだな!デートに誘いたいな」
B : She has a boyfriend.
「彼女は彼氏いるよ」
A : Really?
「マジで?」
この”Really?”は、次の言い方もできます。
(右は日本語に置き換えたときのニュアンスです)
“What?” …「なんだって?」
“No way!” …「まさか!」
“Are you serious?” …「マジで?」
“(Are you) kidding?” …「冗談だろ?」
“Oh my god(goodness)!” …「そんな!」
同じシチュエーションでも、こうして表現を変えると、会話も随分違ったものになりますよね。(微妙なニュアンスの違いはありますが、リアクションとしては同じ目的になります)
しかも、単語もしくは短いフレーズなので、比較的覚えやすいです。
このように、まずは驚嘆や喜怒哀楽のそれぞれのリアクションについて、自分の使いやすい表現を2~3パターンずつ覚えてしまいましょう。
そして、それを意識的に使って試してみましょう。
慣れてくると、自然と出てくるようになります(^^)
同じ表現でもイントネーションを変える
逆説的になりますが、単語を増やさなくても表現を増やす方法があります。
それは、「イントネーションを変える」ことです。
同じく”Really?”を例に解説しましょう。
先ほどの例①の場合では、”Really?”を言うとき驚いた表情、ショックを受けた感じで言います。
語尾も少し強めに上がる感じで発音します。
そして、同じ”Really?”でも、嬉しいニュースの場合に使うこともできます。
その場合は笑顔で、喜ぶ感じで言います。こちらも語尾は強めに上がります。
- 例②)
A : She is so beautiful! I would like to ask her on date.
「彼女は本当にきれいだな!デートに誘いたいな」
B : She broke up with her boyfriend.
「彼女、彼氏と別れたよ」
A : Really?
「マジで?」
こんな感じです。
また、怒りのパターンもありますね。
その場合は怒った表情で、少し低めの声で言う感じです。
- 例③)
A : I suppose he will be late at least a hour.
「彼は、1時間は遅れてくると思うよ」
B : Really?
「マジで?」
いかがでしょうか。
例えば先ほど挙げた、
“No way!”
“Are you serious?”
“(Are you) kidding?”
なども、同じように言い方を変えるだけでいろいろな場面で使うことができます。
まとめ
覚える単語は少ないので、明日からすぐに使えるテクニックを紹介しました。
- リアクションに使える表現を増やす
- 同じ表現でもイントネーションを変える
この2つのテクニックを使い、
「リアクションのバリエーション」を増やしてみましょう。
きっと今までよりも話している相手の反応がよくなりますし、自分自身もなんとなく会話がうまくなった気になれますよ♪
(そして、それがモチベーションにつながります!)
ぜひ活用してみてください。
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